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娘がバイトを始めました。
高校生の時に、一ヶ月程しかバイトの経験がないので
少し心配をしていました。

一昨日の事です、帰ってきて相談を受けました。

娘の話では、
バイト先に夕方、認知症のお客様が来店しました。

レジで、会計の時に
「お金が無いんだよ・・・」と
上から下まで洋服のポケットに
手を入れ「無い、無い」と言っていました。

他のバイトの子がレジにいたのですが
どうしていいかわからず困っていたそうです。

時間が経っても変わらない様子に
娘はバイトの子と変わり、その方に
「この買い物された物、とっておきますね、
また後でいいので、来ていただけませんか?」
と伝えました。
その方は
「それじゃ、明日取りに来るわ」と何度も何度も
繰り返し言いました。

なかなか帰ろうとされないその方に
「家族の方が心配されてると思うので
早く帰ってあげてください。
外も暗くなって来たので気をつけてくださいね」
と伝えたそうです。

今、福祉の勉強をしている娘は
認知症の方は、目的があれば行動は
起こせる。
ただ、達成してしまうと
どうしていいかわからなくなってしまうのが
症状と覚えていて
「次の行動」へと動かしやすくしたそうです。

買い物をするまでが目的で、
お金が無いことは予定外の出来事で
パニックになってしまったのですね。

娘の相談は
「もし家族がいなかったら
私の言葉に傷ついたんじゃないか・・・」
ということでした。

学校で先生に相談したら
「それでいいんだよ」と言われ安心した
と言っていました。

今、勉強していることが日常の中で役立った事に
娘はまだ気付いていません。

人や人が抱えている物を知る事の大切さ
相手を認める行為、
沢山勉強していって欲しいです。

もし、私だったらどうしたかな・・・。
きっと娘のように優しく声はかけられなかったかもしれません。
次の行動に導く・・・
私にとっても、勉強になる出来事でした。













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非公開コメント

知らないといろいろ誤解をしてしまいますね。
自閉症の中学生が書いた『自閉症の僕が飛び跳ねる理由』という本を読んだときも、今まで知っているつもりで、実は知ろうともしていなかった事実の数々を始めて知ることができました。

知識を得るというのは 相手を理解しようという優しい心に通じているんですね。
宮下さんのお嬢さんはそれだけに止まらず、さらにもう一歩相手のことを思いやる心をお持ちなんですね。宮下さんの生き方がちゃんと受け継がれていると感じました。この素敵な親子に拍手ッv-425です。
いいお話聞かせていただきました。ありがとうv-344

のんきははさんありがとうございます!

日々勉強ですね。
相手を思う気持ちを表現するのはとても難しいですよね。
言葉を重ねる程に伝わりにくくなっていってしまう気がします。

のんきははさんのおっしゃる通り、「知っているつもりになっていた…」はよくある事ですよね。
気をつけなくては。。人と接する仕事を選んだのだから、良い気分で帰ってもらえるようにしたいものです。

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